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こんにちは! 育志館・加茂スクールの辻本晃平です。

先週の土曜日は木津川の花火大会でしたね。
前日の金曜日に聞いてみたところ、当塾の生徒も花火大会に行くとのことでした。たまには息抜きも必要です。
普段はきちんと勉強をしているだけに、きっと楽しめたことだろうと思います。一生の思い出となればいいですね。


そういえば昔、村上龍の「冬の花火」という短編を読んだことがあります。

「冬の花火」

タイトルがもう素敵ですね。実際、その第一印象だけで興味が湧き、読み始めたという記憶があります。もっとも読んだのはずいぶん昔、それこそ私が中学生くらいの頃だったと思うので細かな話の筋はもう忘れてしまいましたが、たしか初老の男性を主人公にした恋愛小説だったと思います。
きっと年配の方でも面白く読んでいただけると思うので、気になる方は是非読んでみてください。


よく生徒に「国語の勉強はどうすればいいの?」と聞かれるのですが、憚りながら私見では、とにかく毎日本や新聞を読みまくるに限ると思います。かなり荒療治っぽく聞こえるかもしれませんが、結局のところ学問に王道はありません。

こんなことを言うと一見ものすごく大変に聞こえるかもしれませんが、小説などというものはほとんど娯楽みたいなもんです。
楽しみながら、それでいて勉強にも繋がるなんて素晴らしいことだと思いませんか?


学校や塾から疲れて家に帰ると、テレビを見たり漫画を読んだりして時間を過ごす学生はきっと沢山いると思うのですが、その一時間なり二時間なりを読書に充てることができれば、それだけでずいぶんと文章の読解力は向上するのではないかと思います。

しかし残念ながら、どうやらスマホもテレビもゲームもインターネットもある今の時代、なかなか活字に興味を持つ子供たちは少ないようです。


私は毎回、国語の授業に臨むにあたり、せめてこの塾の私の授業を通して、活字を読む楽しみを生徒たちに伝えることができれば、と思っています。そして、一人でも多くの生徒が活字文化に興味を持ち、本を読む習慣を身につけてくれればいいな、などとひそかに願っております。

読書と共に、実りある人生を。


皆さん、まだまだ暑い日が続きますが、たまには花火でも観て、そして本でも読んで、倒れない程度に頑張りましょうね。


育志館 加茂スクール 辻本晃平